ママさんなら切なくなるかも、おおかみこどもの雨と雪を観て
私は最近寝てばかりいます。
だって、よく寝ると統合失調症の症状も出なくなるのんだもの。
出産予定日まであと1ヶ月くらいになったので、遠出もできない。
仕事も辞めてしまったし、これといった趣味もないので暇なのです。
こんなんじゃいけないと思い、観た映画が「おおかみこどもの雨と雪」です。
dTVで観ました。
しかしまぁ、はじめは観ようかどうか迷いました。
なぜなら私、細田守監督の作品を観ると必ず寝落ちしてしまうのです。
「時をかける少女」や「サマーウォーズ」とか寝てしまいました。
ホッと落ち着く絵柄が眠りを誘っているのでしょうか。
そんな不安もありながら、今度は寝ないぞ!と意気込んで観てみることに。
狼男の父親と人間の母親の間に産まれた、ハーフのおおかみこどもたち。
その子どもたちの成長と子どもたちを育てていく母親の愛を描いたストーリーです。
私ももうすぐ子供が産まれる身なので、四苦八苦しながらも暖かくやさしくそして真剣に子どもたちと向き合っていく母親の姿に目が離せませんでした。
ハーフであるために、狼の姿にもなれてしまう子どもたち。
しかも、小さい頃はその姿になることを制御できないでいることにやきもきする母親が描かれています。
他人にも相談せずに子どもたちが狼であることを隠し続ける覚悟と気苦労は、相当なものじゃないかと観てるこちらが切なくなってしまいます。
ですが、移住した田舎の村での人々との交流もあり、ホッコリする場面もありました。
しかしそんな場面から一転、子どもたちが成長するにつれ、心変わりしていくことになります。
ラストは母親の気持ちとリンクして、少しさみしい気持ちになりました。
私がまだ子どもを授かる前にこの作品を観ていたら、そんなにグッとこなかったかもしれません。
あぁ、子育てって大変なんだなぁ。
自分も頑張らないと、と思わせてくれる作品でした。